ウィル・スミス、『インセプション』オファーを蹴って後悔「理解できなかった」

ウィル・スミスが、映画『インセプション』(2010)の出演オファーを断っていたことをラジオ番組 Kiss Xtra に出演して明かした。
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『マトリックス』のネオ役も蹴ったことで知られるウィル。司会者から「他に断った役はある?」と問われると、「言えない。胸が痛すぎる(笑) あまりに痛い」と笑った後で、「これは今まで公には言ったことがないと思うんだけど、クリス・ノーラン(クリストファー・ノーラン監督)は最初に、僕に『インセプション』の話を持ってきてくれた。そして僕はそれを理解できなかった」と打ち明けた。
ウィルは「今考えると、“別の現実に入って行く”というような映画は僕にあまり響かないのだと思う」と分析するも、「だけどその二つをやらなかったことには、今も傷ついている。傷ついている」と惜しいことをしたと語っていた。
こうして『インセプション』で他人の潜在意識の中に潜り込み、情報を抜き取る産業スパイの主人公コブ役はレオナルド・ディカプリオの手に渡ることになった。同作は、世界興行収入8億3,938万1,898ドル(約1,217億円)の大ヒットを記録し、第83回アカデミー賞で撮影賞、視覚効果賞、音響編集賞、音響調整賞の4冠を獲得した。「今も傷ついている」というウィルの言葉は、単なる冗談とは言えなそうだ。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル145円計算)(編集部・市川遥)